通夜

喪家側のマナー

通夜ぶるまい

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地方によっては、通夜ぶるまいの台所は近所の女性たちが受け持って盛大に行うところもありますが、最近は簡略化されて仕出し料理や折り詰めなどですますことも多くなりました。

また精進料理ということにもこだわらなくなり、おすしやサンドイッチ、おつまみなども大皿に盛って銘々皿を用意することもよく行われます。

酒、料理とも、余らない程度に用意します。

規模などをご相談いただきながら 葬祭コーディネーターがアドバイスさせていただきますのでご安心下さい

 

受付係は二人以上

ごく内輪の葬儀なら必要ありませんが、通常二人以上の受付係を置いて、会葬者の方からの挨拶を受け、香典を預かり、記帳していただきます。

会葬者名簿や香典帳は弊社でご用意致しますが、住所・氏名や金額などは、お礼状や香典返しの時に必要なものなので記入漏れや間違いのないように注意して下さい。

挨拶の答礼の言葉は「ご丁寧に恐れ入ります」「お預かりいたします」など。

 

花輪や供物を並べるとき

供物や花輪が届けられたら、故人との血のつながりの濃さ、または関係の深さの順で上段右側より並べます。

後順番を決めて頂ければ弊社にてお名前札を設置させていただきます。

並べる順位は喪主様か もしくは遺族に確かめておく必要がある。


屋外に並べる花輪の順番も、故人との関係が深い順にななりますが、不都合のないように気を配る。

実際問題として、故人の社会的背景によっては送られた花輪の並べ方で神経をすり減らす例もあり、それでなくてもスペースをとるため、最初から丁重に「ご辞退」することが最近多くなっている。

 

服装

遺族の代表として弔問の挨拶を受ける喪主は当然喪服の正装。
遺族や近親者、世話人代表も悲しみの気持ちを表す喪服をつける。

故人から血縁が遠くなるほど略装も許される。

※弔問側告別式服装参照

 

席次

特に決まった式次というものはありません。

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一般には祭壇に向かって右奥から喪主、遺族、

左側奥よりご親族と云うように血縁の順に座るのが普通。

 

 

 

 

 

 

 

弔問する側のマナー

 

通夜は故人と生前縁のあった人が集まり故人を偲ぶものです。

告別式は同じく故人とのお別れだが儀式的な要素が強いです。

通夜は昔、夜通し行われました。

故人のご遺体の傍で別れを惜しむのが本来の姿です。

「夜伽(よとぎ)」とも云います。

現在では午後6時~7時ごろに始まり、9時~10時までが一般的です。

 

出席・退席のタイミング

できれば読経の始まる前に伺うのが良いでしょう。

焼香後、僧侶の退席を目安に辞去しても問題ありません。

本来は通夜と告別式両方に参列すべきですが、やむを得ない場合は内輪で行う通夜のみに参加するのが良いでしょう。

但し、告別式に参列できないお詫びを忘れないようにします。

 

子供を連れての会葬

通夜や葬儀には子供は連れて行かないのがマナーですが、避けられない場合は、別に同行者を連れ読経の始まる前に行き、焼香やお悔やみの挨拶をする際は子供を見てもらうようにします。

焼香と挨拶が終わったらなるべく早く退去します。

 

服装、所持品、香典、ふくさ

服装

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故人や喪家と特別な関係でない場合、それほどこだわらなくとも良く、正式な儀式ではないので通勤着の範囲を超えていなければ正装する必要はありません。

男性ならばダークスーツでなければ平服にネクタイと靴を黒にします。

女性の場合はバッグやストッキング、靴などを黒にすると喪の雰囲気が出ます。


アクセサリー類は原則としてつけません。

学生なら制服か、またはそれに準じた地味な服装でよく靴は黒にして、男子なら黒の腕章を左につけ、女子なら黒のリボンを胸につけることで喪服になります。

小学生以下の子供の服装は、幼稚園や学校の制服がある場合は、それが礼服となりますが、ない場合はグレー、紺、など地味な色で揃えます。

 

所持品

数珠 必ず持参します。
神式、キリスト教式には必要ありません
ふくさ 不祝儀袋を包みます。
香典 霊前に供えます。
供物の代わりに贈られますが、近親者や親しい間柄の場合、両方贈ると良いでしょう。

 

香典の表書き

仏式では「御霊前」「御香料」「御香典」が一般的です。

「御佛前」は成仏した仏に供える意味で、七七日忌(49日忌)からあとに使うのが適当です。

下記の様に宗教別、また用途によって表書きは異なります。

 

仏式での金封の表書き

御霊前 葬儀で死者の霊前へ供える金品に一般的(浄土真宗では使わない)
御香奠 故人が目上の場合、霊前に供えるのに適当
御香典 御香奠と同じ(当漢字は目上の人へは避けた方がよい)
御弔電 取引会社の関係者を会社で弔う場合
御香華料 香華を手向けるという意味で故人が直属の上司の場合
御香料 上記と同じ
御悔 葬儀の前に霊に供える金品に
御供 供花・花環・盛篭等の品物を供える時、法要時の金封にも
御佛前 法要で仏前に供える金品に

 

神式での金封の表書き

御霊前 神式の葬儀で霊前に供える金品に
御神前 上記と同じ
御玉串料 神式葬儀の他、神式行事一般に
御榊料 上記と同じ

 

キリスト教式での金封の表書き

御霊前 キリスト教式葬儀一般に
御花料 キリスト教式葬儀一般に
御弥撒料 カトリックの弔事でお金の包みに
忌慰料 プロテスタントの弔事の金品の包みに

 

ご香典を持って来られる方で同姓の方も多く、喪家が後の整理の時大変困ることがある為、のし袋には氏名をはっきり書くようにする。

住所も書けばより丁寧。

市販の袋で蓮の花の模様のあるものは、仏式以外には使わないようにします。


表書きは正式には薄墨の筆書きですが、とっさの場合でもせめて筆ペンかサインペンくらいにします。

表書きの下に書く送り主の名前は、整理のことを考え姓名両方書く方が好ましい。その際名刺を入れたり張り付けたりする方も居ますが、略式なので好ましくありません。


連名の場合、2.3人程度の連名なら、一番上の人の姓名を下段中央に書き、以下は左に書いていきます。

小額ずつ出し合ってグループで包む場合「○○一同」などとして、遺族が1人ずつに香典返しをするような心配がないようにします。

また、グループの代表として参列した場合も、個人の名前でなくグループ名を書くのが普通です。

この時下に小さく「代表」の文字と代表者の名前を書き添えれば先方が芳名録を整理する際の参考になります。

また、上司の代理の場合、上司の名刺を差し出し「○○の代理でございます」と伝え、芳名録に記入の際は上司の名前を書いて左下に代理と書きます。

代理であっても最後までお見送りするようこころがけます。

 

のし袋の表書き

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  1. 会社名、肩書き等は名前の右側に小さく書く
    名前の頭文字よりやや上から書く
  2. 連名の場合は年長者を右側に
    同年齢の友人同士の場合は50音順にする
  3. グループで贈る時は別紙に連名で
    4人以上の場合、代表者名の左に他○名他一同と書き、
    全員の氏名を連記した紙を袋の中に入れる
  4. 豪華な水引など袋に書けない時は短冊を使用
    中央ではなく左に寄せても良い。
  5. 名刺は左下に貼り付ける
    ただし名刺だけを貼るのはあくまで略式
    弔事の場合、相手方の後の整理の為には住所・氏名をはっきり書く様にする
    名刺などをのし紙にそえて出すのが親切

 

香典のタイミング・差し出し方・金額の目安

タイミング

香典は通夜か告別式に持参します。受付が設けられていない場合は、直接祭壇に供えるか、遺族にお悔やみを述べた後「どうぞ御霊前に」と言って差し出します。

告別式では受付に出して記帳します。

 

差し出し方

懐やバッグからふくさに包んだまま取り出し、受付係の前でふくさから不祝儀袋を出して先方から見て正面になるように差し出します。

直接供える場合は、表書きが自分の方からみて正面になるように置きます。

香典を郵送する場合は弔電を打ってからにします。

お悔やみの一筆と共に現金書留にします。

 

金額の目安

香典の金額の目安です。

知人 3千円か5千円か1万円
友人 5千円か1万円
親族 3万円か5万円。(もしくは2万円だがこれは関係によっては少ない)
兄弟 5万円か10万円。

上記を目安に用意します。偶数金額を避け、1、3、5等の奇数にします。

 

香典に新札

あまりきにすることはありません。

香典に限らず人にお金を贈る時は新札を包む方が失礼にならないでしょう。

地方によっては、香典を包む場合、紙幣をわざわざしわくちゃにして包む習慣があります。

この日のために用意しておいたと受け取られないような配慮です。

 

あまり親しくない場合

香典はお付き合いの程度で用意するものです。

必ず持参するとは限りません。ご近所は長い付き合いとなるはずです。

いつ何時お世話になるか解らないため、できるだけ礼は尽くした方が良いでしょう。

金額で悩むようなら他のお宅と相談、香典は香を持参する代わりにお金をわたすもので、金額よりは気持ちが大事です。

 

ふくさの包み方

香典はふくさに包んで持参したいもの。

むきだしの金包みをポケットやバックから取り出すと粗雑に扱っている印象を与える。

最近は金封がしわにならないように台が取り付けられている台付ふくさがあり、祝儀、不祝儀どちらも使えるものもある

 

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言葉づかい-お悔やみの言葉

お通夜やお葬式での言葉使いには気を配る。

かけがいのない大切な方を亡くした遺族の心中を察した思いやりが大切

哀しみをやわらげ勇気づけるようにしたいもの。

心さえこもっていれば言葉に詰まって深く一礼するだけでも十分に気持ちは通じます。

遺族の気持ちを察して「このたびはとんだことで……心よりお悔やみ申し上げます。」

程度に短く切ります。

 

お悔やみの言葉例と禁句

例1)

「この度はまことに思いがけないことで、本当に残念でございます。さぞお力落としのことでございましょう。」

「かえすがえすも残念」などは重ねことばとして禁句となる。

「お気の毒」も皮肉や冷やかしにも聞こえるので適当ではない。

 

例2)

ご逝去・ご他界・思わぬお知らせ・悲しいお知らせ

「死亡・死去」など死ということばは直接使わない。

又、「死因は…ですか」なども遺族側から話し出さない限り話題にしない。

 

例3)

手厚い看護をよろこんでおられたでしょう

故人が寝たきりの老人などの時「これでホッとされた」等は不謹慎。

 

例4)

ご寿命とはいえ残念です。

「天寿をまっとうされ」等は他人が判断すべきでない。

 

通夜ぶるまいや精進落としのもてなしに対しては

例)
ご丁寧なおもてなし恐縮でございます。

「ごちそうさま・ありがとうございます」など日常的な挨拶はそぐわない。

 

故人の遺体との対面をすすめられ、断る時

例)
悲しさが増しますから遠慮させていただきます。

拒絶の態度があらわにならないようにする。

遺族と初対面の場合は簡単な自己紹介をします。弔事の席では重ね言葉は避け、死につながる言葉はソフトに言い換えます。

 

ご冥福やご供養

仏教の言葉なので神式やキリスト教式では使わないようにします。

 

ソフトな言い換え

ご生存中→ご生前、死亡→ご逝去、生きていられたころ→お元気なころ

 

作法、芳名カード

受付で名前を記入するか名刺を渡し香典を差し出します。

受付に対して「ご苦労様です」と言葉をかけます。

喪主、遺族に対しては「この度は誠に思いがけないことで本当に残念でございます。 お力落としのないように…」とあまり多くを話さないようにしましょう。

故人、祭壇に対しては遺影写真に礼をし、心の中で

 

 

焼香

数珠は焼香の時欠かせない物ですので、必ず持参します。

焼香は死者の霊を供養し、その香気によって霊前を清める為に香を焚くことです。

通夜や法事では線香を葬儀や告別式では抹香を使うのが一般的です。


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  1. まず次の人に会釈して祭壇前の遺族が並ぶ末席まで進み、僧侶と遺族に向かって一礼

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  1. 焼香のできる位置まで進み位牌と戒名と故人の写真を見て一礼
    ※祭壇の前に座布団が置いてあっても、これは僧侶のために用意されたもので敷かないのが礼儀。
    座布団を脇によけてから、一礼して焼香。焼香後、遺族に一礼して座布団を元の位置に戻す。
    なお、鈴が置いてあってもごくかすかに打つか、仕草だけで音を立てないようにする。

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  1. 次に香箱から右手の親指、人差し指、中指の3指で香を少量しまみ、3指を横向きにし、時計回りに回しながら香炉の中に静かに落とす。
    焼香の回数などの作法は宗派・地域により異なる(1~3回)参列者の多い時は1回にしてもかまわない。

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  1. 焼香の後合掌し、深く一礼してからやや下がり、左右に一礼、右回りして席に戻る。
    立席の場合もほぼ上に準じて行う。
    一番大切な事は心から故人の安らぎを願う事

神式の玉串奉奠

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玉串は榊の枝に四手と呼ばれる紙をつけたもので、これを供えることによって故人の霊を慰め、感謝の気持ちを表します。

玉串奉奠をするときは、祭壇に進んで遺族に会釈し、神官の前で一礼して玉串を受け取ります。

 

 

 

 

 

 

玉串奉奠のしかた

2礼2拍手1礼が基本です。

神式では仏式の焼香の代わりに玉串を奉奠(供える事)する。

葬儀の時はまず神官が奉奠したのち喪主、遺族、親戚、友人、知人、一般会葬者の順に神前の玉串台に供える。


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  1. 神官の前に進み榊の小枝にシデ(白い和紙の飾り)をつけた玉串を受け取り神官に一礼(行礼)

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  1. 左の手のひらを上にして葉先の中央の部分をのせてから右手をかぶせるように枝の方を軽くつかんで受け取るのが正しい作法

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  1. 玉串を胸の高さに捧げながら、玉串台の2~3歩手前まで進み、軽くいただき持ち手を替えて(180度回転させる)葉の方を手前の枝が向こうになるように玉串台に供える。

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  1. 二礼(真礼)、二拍手(弔事は「しのび手」と言って音を立てずに拍手)の後、両手を下にしてさらに一礼(真礼)、前向きのまま2歩ほどさがり向きを変えて神官に一礼(行礼)、次に遺族に一礼(行礼)してから自席に戻る

手水

手を洗い、口をすすいでから入場着席をする「手水の儀」は最近は省略されることも増えてきました。
多くの場合係の人が傍にいて、ひしゃくで水をかけてくれ、一回目で手を洗い、二回目では手で水を受けて口をすすぎ、三回目でもう一度手を洗って、ぬぐい紙でふきます。
係の人が居ない場合は同行者に注いでもらうか、自分で行いますが、ひしゃくですくった水は三回に分けて注ぐのが一応の決まりです。

 

キリスト教の献花

献花の順番が来たら祭壇に向かい、遺族に会釈して係のひとから花を受け取ります。花は茎が左側に、花が右側にくるように持ち、霊前に進んで一礼し、茎の方を霊前に向けて台に供えます。
このあと両手の指を組み合わせて頭を下げて黙祷し、前向きのまま二、三歩退いて遺族に一礼し、席に戻ります。

 

数珠の持ち方

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房を垂らして左手に持ち、合掌するときは両手の親指のところにかけて親指で軽く押さえて礼拝します。
合掌の仕方は、一般的には指を揃えて両手を合わせみぞおちあたりにとどめる自然な形にします。
合掌の角度は体の線にたいして四十五度くらいになるのが美しく、そのまま頭を下げると礼拝になります。

 

清め塩

本来は神道の考え方から出たものです。

昔は海水で身のけがれを清めるという風習がありました。

帰宅したら家人に胸、背中、足元の3ヵ所に清めの塩を軽くふりかけてもらいます。

現在では自分で足元へ軽くふりかけるだけの方が多くなっています。

※地域、宗派によっては使わないところもあります

 


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