宗教について

宗教について

自分の家の宗派が分かりません。
まずは、菩提寺様にお伺いしてみてください。

お墓がなく、ご先祖様もいない場合は、ご実家の宗派に合わせるのが一般的ですが、ご住職のお人柄やお寺の場所等が気に入れば そちらを菩提寺としてお付き合いをされるのも良いでしょう。
今後長いおつきあいになりますので焦らずにご検討ください。
家族葬で執り行い、お寺さんは、呼ばない予定ですが、その場合位牌は、どうなるのですか?
戒名は、お寺さんに授けてもらい、お位牌に書いてもらうのでお寺さんを呼ばれない場合は、戒名・初七日・逮夜表(日程表)などはありません。
寺院様をお呼びしない場合は白木の位牌に俗名で式を執り行う場合もあります。
今後のご埋葬法要やお盆や一周忌などご法要の追善供養の際にお経も頼みにくくなるので、ご葬儀のお打ち合わせ時に当社担当スタッフにご相談ください。
神道葬の作法を教えてください。
仏教葬では必ず霊前へのご焼香が行われますが、神道葬ではお焼香は行いません。
神道葬では玉串奉奠(たまぐしほうてん)という、玉串と呼ばれる葉のついた枝を神前にお供えします。
1. 神官または係員から玉串をいただく。葉先が左、根元が右の形で渡されるので、葉を左掌で受け、右手で上から茎をつまむようにして受け取る。
2. 胸の前で保持しながら祭壇に向かって進む。
3. 玉串案の前で止まり、葉先が向こうに、根元が手前になるように右回りに回しながら左手を根元まで下げ、右手を葉先のほうに持ちかえて、更に180度右回りに回して完全に根元が霊前に向くようにして玉串案の上に捧げるようにおく。
4. 深く二礼し、二拍手し、もう一度深く一礼する。
5. 二、三歩後ずさりして軽く一礼する。
6. あとの参列者の邪魔にならないように、玉串案から離れ、右側の喪主の前に人がいないようなら、近づいて一礼する。
7. 親族の列に軽く会釈しながら退出する。
神道に戒名はありますか?
御霊となった故人様のお名前として、生前のお名前に加え、諡号(おくりな)をつけます。
成人男性は「大人命(うしのみこと)」、成人女性は「刀自命(とじのみこと)」などが一般的な諡号ですが、神主様が故人様のご年齢、生前のお考え、ご家族の希望などをもとに決めていきます。
戒名とは違い、諡号にランクはございません。
神主さんを紹介していただけますか?
はい。ご紹介可能です。
神道のお葬式の式次第を教えてください。
神道葬も、仏教と変わりません。ただ宗教の違いがあるので、呼び方の違いがあったり、雰囲気が違ったりしますが、ご家族が困るような大きな違いはありません。お参りの仕方が、お焼香が玉串となり、亡くなった方が仏様ではなく神様になります。
専門知識を持った当社担当スタッフが対応しますので、ご安心ください。
神道のお葬式に必要なものはなんですか?
仏教葬と変わりません。遺影写真と役所届け用のお認め印があれば、お葬式をすることができます。
神式でも焼香をするのですか?
神式では仏式のように焼香はしませんが玉串奉奠をします。焼香の替わりに榊の小枝を、胸の高さに捧げて枝先を霊前に向け、玉串台へ上げてから二礼二拍手(弔事の場合は音をたてない)の後一礼して祭壇に向かったまま、二、三歩下がって体の向きを改め神職、遺族に一礼して退室します。
(注)天理教及び金光教は四拍手です。
神葬祭の時、神官さんにお礼を包みたいのですが、表書きをどの様に書いたらよろしいでしょうか?
一般的には、「御礼」として表書きしています。
同じ神事でも地鎮祭、落成式のような祝事の時は、「祝詞料」としたり「御神酒料」「初穂料」とする事もあります。
弔事の時は、御礼と表書きしても間違いとは言えませんが、「御祭祀」となさればよろしいかと思います。
なぜ焼香するのですか?
香をたくというのは俗人である。私達のけがれをとりはらって清浄になり心を正して仏に接するためであります。また、線香も同じ意味です。
焼香の作法を教えてください。
焼香は(1)回し焼香と(2)出焼香の二通りの仕方があります。
(1)回し焼香は焼香器が回ってきましたら姿勢を正して頭礼(かるく頭を下げる、合掌礼はしない)
続いて抹香をつまみ(回数は宗派により1~3回)焚きます。終わって念珠を正しくかけ合掌礼(念仏は自分の耳に聞こえる程度)し、次の人に焼香器を渡します。
(2)出焼香(呼出し焼香)の場合は、まず導師に合掌礼して焼香の前に進み姿勢を正しく頭礼し、続いて焼香し念珠を正しくかけ合掌、向きを変え導師に一礼して席へ戻ります。
地域や宗派によって異なります。本当に大事なのは心を込めて焼香をしてあげるのが、一番でしょう。
なぜ数珠を持つのですか?
数珠、誦珠、呪珠などと書きます。
数珠の数は108個であり、これは108の煩悩(ぼんのう)を絶つという願いからです。その108個を基本とし、半分の54個、4分の1の27個のものがあります。
また、数珠の光徳は、仏と私達衆生の間に立って仏道修行を助けてくれる法具であるといえます。
宗派によって焼香のきまりがあるのですか?
真宗大谷派(代表的東別院)では焼香は2回。浄土真宗本願寺派(代表的西別院)では、焼香1回。この二つの宗派はお線香は立てないで横にねせる。
曹洞派(代表的高龍寺)は焼香2回、お線香は1本立てる。浄土宗、日蓮宗には、決まりはありません。
なお、会葬者の多い時は1回でもかまいません。
焼香の回数に決まりはあるの?
これは宗派によっても異なりますし、寺院の教えにより若干異なることもあります。
基本的には
天台宗・・・ 1回または3回
真言宗・・・ 3回
臨済宗・・・ 1回
曹洞宗・・・ 2回(1回目は額におしいただき、2回目はいただかずに焼香する)
浄土宗・・・ 特にこだわらない
浄土真宗 本願寺派・・・ 1回(額におしいただかずに)
真宗 大谷派・・・ 2回(額におしいただかずに)
日蓮宗・・・ 1回または3回
新仏(にいぼとけ)ができたので仏壇を買ったが、神棚のある部屋に安置してもよいのか?
かまいません。ただし、お仏壇と神棚が向かい合わせになる場所だけは避けてください。お仏壇を置く場所は、静かな部屋が理想です。安置する方角としては、南面北座説(南向きに安置、北側に座り礼拝する)と西方浄土説(東向きに安置し、西に向かって礼拝する)などがあります。お仏壇の保存も考慮して、南向きか東向きで、なるべく静かな部屋に安置すると良いでしょう。
仏壇の向きは?
(1)西方浄土 仏壇を東向きに安置し西に向かって手を合わせる
(2)南面北座 仏壇を南向きに安置し北に向かって手を合わせる
(3)本山中心型 その宗派の本山のある方角に向かって手を合わせるように安置する
という言われがありますがそれほど厳密ではありません。
なぜなら今の住宅事情等で難しい場合もあるからです。
服喪中ですが、友人の結婚式に招待されています。出席はひかえたほうがよいでしょうか?
忌明け前の出席はひかえたほうが良いでしょう。最近は服喪期間が簡略化されていますが、一応の目安として、死後七七日(49日)までを「忌」の期間、一周忌までを「服」の期間とし、この二つを合わせて「喪」といいます。「忌」は重い喪で、この期間中は慶事への出席は遠慮するのが一般的です。
よく「忌中」とか「喪中」とかいいますが、どう違うのでしょうか?
「忌中」とは、近親者が死亡した場合、死者の汚れをつけている期間であり、不吉なこと等を避けるため慎んでいる期間であり、時に死後49日間をいいます。
「喪中」とは、死後ある一定期間、家に閉じこもり、祝事や交際を差し控えている間のことをいいます。年賀状は一年欠礼しているのが現状です。
納骨・埋骨について教えてください。
火葬にしたお骨は、一度自宅に持ち帰ります。いつ納骨するかは土地によって違いがありますが、忌明けの四十九日に行なうのが一般的です。法要の後、墓地で納骨式を行ないます。僧侶の指示に従い遺骨を墓の中に安置し、僧侶の読経の後参列者が焼香し、納骨式を終わります。
最近は核家族化、少子高齢化などを背景に永代供養をする方が増えてきているようです。納骨堂は公営のところやお寺、本山のものがあり場所によっては他宗派を受け付けないところもありますから注意してください。詳しくは当社担当スタッフに問い合わせください。
法要は何のために行うのですか?
法要とは、仏さまを供養するという意味の仏教用語で、追善供養ともいいます。
法要は故人の冥福を祈り、その霊を慰めるために営みます。
冥福とは、冥途の幸福のことで、故人があの世でよい報いを受けてもらうために、この世に残された者が仏さまの供養をするのです。
また一方で法要は、生きている私たちが在りし日の故人を偲び、故人への感謝の思いを新たに、充実した日々がおくれるよう自分自身を見つめ直す場でもあります。
法要と法事は同じ意味ですか?
厳密に言えば、法事は追善供養のほかに、祈願、報恩などの仏法行事全般のことをいいます。それに対して法要は、追善を目的とした行事のことをいいますが、いまは同じ意味で使われています。
一般的には、故人への供養や、年忌法要をつとめることが法事と呼ばれています。
供養とは?
供養とは、お仏壇やお墓、寺院などで、仏さまや故人に供物や花を供え、お経やお線香をあげ、手を合わせおまいりすることです。
その善行(ぜんこう)(善い行い)の功徳(くどく)を積み、その功徳を回向(えこう)することで、自分を含むすべての人々の幸せを祈るものです。
功徳とは、善行の結果として与えられる仏さまの恵みや御利益(ごりやく)のことであり、回向とは、その功徳を自分の悟りのため、さらに他の人の利益のためにめぐらすことです。
また回向とは、仏さまの力によって、功徳を差し向けていただくことでもあります。
先祖供養とは?
先祖供養とは、わが命のルーツに感謝する行為です。
今日私たちがあるのは、ほかならぬ先祖の人々のおかげで、ご先祖の誰ひとり欠けても現在の自分は存在しません。
先祖供養をすることは、自分をあらしめてくれたすべての人に感謝することであるのです。
中陰とは?
仏教では、人が受胎した瞬間を「生有(しょうう)」、生きている間を「本有(ほんう)」、死の瞬間を「死有(しう)」と呼び、亡くなって次の世界に生まれるまでの四十九日間を「中陰(ちゅういん)」とか「中有(ちゅうう)」と呼んでいます。
この四十九日の間に来世の行き先が決まる、とされています。来世とは、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天の六道のことです。
仏教には輪廻転生(りんねてんしょう)という考え方があり、日本ではこの中陰の考え方は仏教習俗として定着しました。
中陰の法要とは?
中陰の法要は、四十九日の間、初七日(しょなのか)、二七日(ふたなのか)、三七日(みなのか)、四七日(よなのか)、五七日(いつなのか)(三十五日)、六七日(むなのか)、七七日(なななのか)(四十九日)というように、亡くなった命日から数えて七日目ごとに故人を供養します。
これは死者が冥途にいくと、七日ごとに閻魔大王を筆頭にした十王によって審判が行われるという考えからきています。この審判の日に遺族が供養することによって、その善行を積み重ねた追善(ついぜん)が、故人にも及ぶと考えられています。ですから故人が極楽浄土に行けるように、という願いを込めて七日ごとに法要を行うのです。
初七日は、最近では葬儀当日に合わせて行うことが多くなっています。
四十九日はなぜ大切なのですか?
中陰の法要の中でも四十九日の法要は、とりわけ重要といわれています。なぜならば四十九日は、故人の行き先が決定する日だからです。
故人には極楽浄土に行って幸せになってもらいたい、と願うのは残された者の自然な感情で、この期間に十分な供養を行なえば故人は成仏できる、と考えられています。
四十九日は、満中陰(まんちゅういん)とも呼ばれ、家族や親族のほか、故人と縁の深かった方々を招いて法要を営みます。
一般的には、この四十九日の法要と合わせて納骨を行う場合が多いです。
四十九日までが忌中(きちゅう)で、この日をもって忌明(きあ)けとなり、それまで喪(も)に服していた遺族が日常生活にもどる日でもあります。
四十九日までの遺族の心得は?
中陰の四十九日間は、遺骨、遺影、白木の位牌を安置し、花や灯明、香炉を置く中陰壇(後飾り壇)を設け、故人が浄土に行けるよう家族でお参りします。七日ごとの法要が無理な場合でも、この期間は中陰壇の前にできるだけ座りお線香をあげ、手を合わせお参りします。
特に閻魔大王の裁きを受けるという三十五日は、丁寧に法要を営むことが多いです。
一般的には四十九日までが忌中(きちゅう)で、この期間は結婚式などのお祝いごとへの出席や、神社への参拝は控えるようにします。
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