天台宗

宗祖 最澄(伝教大師)
経典 法華経、阿弥陀経、大日経
本尊 釈迦牟尼仏、阿弥陀如来、薬師如来、観音菩薩
お唱え 南無阿弥陀仏
本山 比叡山延暦寺(滋賀県大津市)
別格大寺  寛永寺(東京)、中尊寺(岩手県平泉)
門跡寺院 輪王寺(東京)、三千院(京都)、輪王寺(日光)、如法院(京都)
各派
和宗(総本山四天王寺・大阪)
鞍馬仏教(総本山鞍馬寺・京都)
聖観音宗(総本山浅草寺・東京)
寺院数 約5,000ヶ寺
信者数 約3,480,000人

 

天台宗の焼香の作法

  1. 仏前に正座して、軽く頭を下げます。
  2. 数珠をかけた手を静かに合わせて、心を落ち着かせます。
  3. 抹香をつまんで、香炉に入れます。普通は1回丁寧な場合は3回。
  4. 再び数珠を掛けた手を合わせ、心をこめて合掌礼拝を捧げます。
 

天台宗の歴史と教え

最澄(伝教大師)は804年唐の国(中国)へ渡り、天台山で天台教学(円宗)を伝授され、同時に真言密教、禅、戒律も学んで1年後に帰国、比叡山で仏教の総合化をめざして日本天台宗を開創しました。
後の鎌倉時代には、この比叡山で学んだ法然、親鸞、道元、日蓮などが念仏、禅、題目といった要素を純粋化して、それぞれが新しい宗派を開くことになったのです。

最澄は法華一乗説を中国で本格的に勉強し、日本に伝えました。
「一切皆成」すなわち総ての人は成仏する可能性を持つ事を明言しています。
つまり仏教を理解できない人でも、方便としての易しい教えから説き始め、これらの方便の教説もすべて一乗の教えの中に包括し、救いとることによって衆生をあまねく成仏させることができると説いています。
 
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